中国日本語教師体験談 深圳奥斯翰外語学校(広東省深圳市)

世界の日本語教師体験談

応募の経緯

2014年の8月に深圳に来てから早いもので、もう5年半経ちました。今でこそ「深セン」という都市の名前を耳にすることも多くなってきましたが、その当時はこの香港に隣接する、北京や上海にも引けを取らない猛スピードで発展を続ける大都市深センが、どんなところかも知らず、日本語教師募集のインターネット掲示板で「日本語教師兼美術(アニメ)教師」の求人を目にし、迷わず応募したのを覚えています。その時の私は中国の東北部(吉林省長春市)、山東省での日本語教師経験がありましが、深センがどんな都市なのかは知る由もなく、まったくの飛び込みでの応募でした。

常夏といってもよいこの広東省深センで、私が来たのは8月、暑さと湿気、南国独特の空気と、街路樹のヤシの木、一年を通してスコールがたびたび降り、夜はどこも遅くまで店が開いていて、賑やかで本当に華やかなこの街がすぐに気に入りました。

学校紹介や特徴

私が働くことになった深圳奥斯翰外语学校は私立のちょっと特殊な、いわば、お金持ちの子供が集まる学校で、(中国では“貴族学校”と呼ばれている)これまで接してきた中国の質素で素朴な雰囲気と違い、初めこそ面くらいましたが、慣れてくればやはりどの生徒もかわいいものです。アニメのコスプレが好きな生徒に話をきけば、コスプレ衣装専用の部屋があるだの、専属カメラマンに撮影してもらうだの、高校生ながらやることがスゴイ!家にはお手伝いさんがいるのもざらで、生徒はみな朝から晩まで学業に追われ、休日も塾や習い事に忙しい、そんな生活を送っています。

中国の学校は普通、日本のような制服ではなく、ジャージ(体育の授業の時に着るようなもの)が“制服”です。その中で珍しく日本式?制服のあるのが、うちの学校の特色の一つ。各部でデザインも異なり、アニメに登場するようなかわいらしい制服に身を包み、Macbookと、もう片方の手にはスタバのコーヒーを手に登校してくる生徒たちが、はじめは物珍しくて仕方がありませんでした。というのも、これまで私が赴任してきた学校とは180度あらゆる面で違ったからです。

学校は国際部と普通高校部に分かれていて、わたしの担当のクラスは日本留学クラスです。他にカナダ、韓国部などあり国際色豊か。外国人の先生もたくさんいて独自のプログラムで多彩な授業形式があります。授業以外の時間を過ごす職員室もとてもインターナショナル。中国語、英語、韓国語、そして日本語が飛び交い、そこにいるだけで、語学の刺激がいっぱいです。

日本語クラスは少人数制で、一クラス20人前後。一学年は中国人の先生が中国語で教え、二学年は中国語と日本語両方で、三学年はオール日本語での授業になります。私は赴任してきた当時は三学年を担当し、その後二学年の担当になりました。今でこそ中国語も交えての中級クラス日本語を担当していますが、中国での日本語教師のはじめの何年間はずっと日本語のみの“直接法”で教えてきました。

中国語は必要?

中国で日本語教師をするなら、中国語ができなければいけない?と心配する人が多いと思いますが、私の経験上授業に関してはまったく必要ありません。逆に中国語ができないことに意味があり、どうにかして日本人の先生とコンタクトをとろうと学生の会話力や聴解能力が伸びるので、中には本当は中国語ができるのに、三年間できない、わからない「フリ」を貫き通したツワモノの先生もいました。

こんなところに感動したよ!

日頃の授業に加え、学校の行事も目白押し。運動会に文化祭、芸術祭やアフレコ大会、スピーチ大会、クリスマスパーティーなど、生徒が日本語を活かしてチャレンジする場がたくさんあります。国は違っても留学クラスの生徒はみな海外留学を控えています。たくさんの場数を踏んで度胸をつけ、語学のレベル向上だけではない、さまざまな事を学び経験することが大切になります。そのサポートをするのが先生の役目であり、その生徒に合った、クラスに合った、出し物を準備したり、授業の時間を割いて、練習にあてたり、またあるときは生徒にまかせて様子をみたりもします。毎回のイベントでかならずドラマがあり、感動があります。意外なところで生徒の成長を見られ、そんな時は本当に日本語教師としての喜びを感じます。

生活

学校は月から金曜まで、週末の休みに加え、中国の祝日、それに夏休み冬休みがあり、日ごろは授業や試験対策、各種学校行事の準備等に追われ忙しいものの、どの先生もいざ休みになれば思い切って遠出や、国内・海外旅行するなど、リフレッシュも全力です。日常生活は学校から近い場所にアパートを借り、普段は学校の食堂で三食食べられ、週末は自炊することも可能。中国ならではの「外卖(ワイマイ)」(出前サービス)が非常に便利で、今でこそ日本でも大人気のタピオカミルクティー一杯から、格安な中華ごはん、その他生鮮食品から日用品までなんでもデリバリーすることができます。生活面で言うと、簡単な中国語ができた方がより中国ライフに早くとけ込めるといえるでしょう。

休日の過ごし方や住居について

深センは何でも最先端の揃う街。高層ビルの立ち並ぶビジネス街から、風光明媚な大自然いっぱいの中国ならではの景観。美術館や博物館、おしゃれなカフェに外国人が集うバー街、休日の過ごし方は数えきれません。大都市なら新しいものがある分、物価も高いのでは、と心配されるかもしれませんが、確かに旅行や出張で訪れる日本人が利用するようなレストラン基準でみれば高いものはいくらでもあります。でも安く済ませようと思えばもちろんチープな値段で思い切り楽しめるグルメ、地元の人が通う食堂など、リーズナブルな楽しみ方もたくさんあります。

中国人の先生は学校の近くにルームシェアなどで安くアパートを借りる場合が多く、日本人や外国人の先生もやはりアパートを契約して住みます。学校に近ければ少し家賃は高くなりますが、通勤に便利。少しでも安く済ませたい場合は、少し離れたことろや庶民的なアパートにするなど、自分の希望にあったスタイルを選択できます。ワンルームの場合、家賃はだいたい2500元(38,000円)から3500元(54,000円)程度です。

深センは地下鉄とバスが非常に便利で、おまけに料金も格安!深センの街の東西を端から端まで、30キロ程度を地下鉄で移動したとしても、およそ7元(108円)と、公共交通費は本当に安いです。ある程度生活になれてくれば、公共交通が強い味方!気になる観光スポットや中国風の公園など、休日に街にくり出すのは、絶好のリフレッシュにもなり、中国語の勉強中であれば、覚えたての中国語を試すこともできます。街歩きに一番の季節は2~5月、10~11月の暑すぎない時期でしょうか。

また深センは医療に関しても最先端で、日本ではまだ導入されていない物もあったりと、各方面で日本人でも安心の質の良い医療が受けられます。私自身も深センの歯医者で親知らずを一気に二本抜きましたが、まったく痛みがなく抜いたあとも腫れたりすることもなしで、その技術の高さに感心しました。

これから日本語教師を目指すみんなへ

日本語教師はとてもやりがいがあり、やればやっただけ経験が増え、どんどん魅力を増す仕事だと思います。中国に興味がある人、日本語教師として中国でチャレンジしたい人に、ぜひこの深センをお勧めします!私は魅力あふれるこの街で、この学校で、生徒と共に成長し、これからも新発見を続けていきたいと思います。 

深圳市は香港の新界と接し、経済特区に指定されている。北京市、上海市、広州市と共に、中国本土の4大都市と称される「北上広深」の一つであり、「一線都市」に分類されている[2]。中国屈指の世界都市であり、金融センターとしても重要な機能を果たしている。2010年の近郊を含む都市的地域の人口は1,447万人であり、世界第15位である[3]。アメリカのシンクタンクが2017年に発表した総合的な世界都市ランキングにおいて、世界80位の都市と評価された[4]。中国本土では北京市、上海市、広州市に次ぐ4位である。

現代の深圳市は中国屈指の近代都市として存在感を高めている。深圳市には超高層ビルが343棟あり、アジアでも香港・上海・東京といった名だたる大都市に次ぐ数である[7]。深圳地下鉄も急速に拡張し、1日の利用者数が512万に達する[8]世界有数の交通網になっている。また富裕層も多く、世界で8番目にビリオネアの多い都市とされている[9]。そして、近年は観光業にも力を入り、2019年版の旅行雑誌ロンリープラネット(lonely planet)ではTOP10に入り、ランク二位の都市となった。

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