日本語教師体験談・中国福建省福州市

応募の経緯、きっかけ

はじめは日本で中国語教師になろうと思い、中国の大学院への進学を決めました。北京語言大学在学中、日本語教育に携わる機会をいただいたり、北京で日本語を学ぶ学生たちと交流したりする中で、学位取得後、中国に残って日本語教師をしたいという思いが強くなりました。また、学部時代から日中学生交流団体freebirdという学生団体で、日中交流イベントの企画・運営に携わっていたこともあり、未来の日中交流を担う若者に「中国で」「直に」接することができるというのも、背景にあります。

現在の学校紹介や仕事の内容

2020年4月現在、福建省福州の大学で教えています。大学の外国語学部の日本語学科で、1年生から4年生まで、各40名ずつ、4学年合わせて160名程度の規模です。今、ここの学校に来て2学期目になりますが、担当科目は「会話」「作文」「スピーチやコンテストの指導」が主で、教員不足なのか、中国語が少しできるからなのか、「リーディング」「リスニング」「日本語文法」「日本語学」も任されました。

語学は必要?

もちろん、できるに越したことはありませんが、生活面では、できなくても大きな問題はないと思います。読み書きができれば、尚且つスマートフォンアプリや決済アプリを駆使できれば、より便利になりますし、聞いたり話したりできるようになれば(電話での応対ができるようになれば)、タクシーの配車アプリやオンラインショッピング、日本のウーバーイーツのような出前サービスが普及している今の中国において、生活はより便利で快適になるかと思います。

仕事面でも、できるに越したことはありません。授業は日本語を使って教えることがメインですが、私の大学では日本語学科の主任は日本語が全くできず、その下の上司も上手とは言い難いです。事務連絡もすべて中国語で送られてきます。一応、日本語堪能な先生が世話係のような形で困ったときには助けてくれますが、私の学校に関しては中国語ができないと厳しいと思います。

こんなところが良かった

これは学校にもよりますが、私の学校は全ての授業を2、3日以内にまとめてくれるので、毎週まとまった時間を自由に使えます。授業の準備はもちろん、外へ出て行けばいろいろな刺激があるので、充実した毎日を送っています。また夏休み、冬休みもそれぞれ1ヶ月程度あります。有給かどうかは学校によりますが、日本へ帰るにも、旅行へ行くにも便利です。

苦労したこと

言葉を教えるというのは、本当に難しくて、責任も大きい仕事ですが、設備などのハード面で苦労することはあまりありませんでした。インターネットへのアクセス制限や教材にはたとえ中国語ができたとしても、不便なこともあるので、日本から持っていくことも考えたほうがいいと思います。あとは、大学といっても様々です。場所によっては、日本人教師は、お飾り的なところもあるので、そことの折り合いをつけるという点で苦労するということはあるかもしれません。最後に、これは日本で生活しても同じかもしれませんが、外国人として、異国で一人で生活している中で、漠然とした将来への不安を感じています。

休日の過ごし方や住居について

休日は近場を観光したり、カメラ片手に街を散策したり、学生とご飯に行ったりと、充実した生活を送っています。安い航空券を狙って、週末でどこかへ旅行に行くこともあります。

↓大学構内のスーパー(日用品はだいたい揃います。) ↓アパート

これから日本語教師を目指すみんなへ

私のような若輩が言えることは特にありませんが、私の日常は、主に新浪微博(アカウント名:小乔是不是美女)やInstagram(アカウント名:kopa0207)で見られます。コメント、DMいただければ返信しますので、何かございましたらご連絡ください。

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