日本語教師体験談(メキシコ ケレタロ)

世界の日本語教師体験談

去年の9月からメキシコのケレタロで日本語教師としてパートタイムではありますが、働いています。メキシコで働くことを決めたきっかけから、学校の様子、生活情報について語っていきたいと思います。

○メキシコの学校への応募の経緯、きっかけ、探した方法


元々外国人と交流するのが好きな私は、日本では日本語学校の事務として働いており、日本語教育には元々興味を持っていました。また、ボランティアで外国人に日本語を教えていました。私は日本語教育能力検定試験に受けて落ちてしまい、日本語養成講座は時間もお金もかかるので日本語教師になるのは諦めていました。
メキシコへ行くきっかけは、スペイン語を勉強するためでした。メキシコ人の友人から、「メキシコには日本語を勉強したい人がいっぱいいるから、もしかしたら日本語を教える仕事が見つかるかもしれないよ!」と言われ、日本語の教材はメキシコに持って行きました。
そんな私に偶然、チャンスがやってきました。
私の住んでいるケレタロには日系企業が多く日本人が結構多いです。私は、こちらで知り合った日本人の方に紹介してもらい、語学学校で日本語を教えることになりました。
メキシコでは、大学などで教えるのでなければ資格は関係ないそうです。日本語を教えてくれる日本人が貴重なようです。

○学校紹介や仕事内容


私が働く学校は小さな語学学校で、日本語以外にもスペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、英語など様々な言語の授業があります。
少人数クラスと個人レッスンクラスとありますが、個人レッスン希望の生徒が多いのでほとんどが個人レッスンです。


私が教えている生徒は下は12歳から上は50代まで様々な年代がいます。
みんなゼロ初級で、挨拶から教えています。最初にいつもヒアリングをして、ひらがなを勉強したいかどうか、何を重視したいのかを聞いてその人の希望にあった授業をするようにしています。

どちらかと言うと、私の教えている生徒さんは「日本へ行ってみたい。」「日本語で話したい。」と言ったコミュニケーション重視の方が多いです。
教科書は「みんなの日本語」の本冊とスペイン語訳を使っています。ゼロ初級の生徒ばかりなので授業はスペイン語と英語で教えています。
私のスペイン語レベルは日常会話に困らない程度です。どうしても説明が難しい時は英語で説明しています。(ケレタロに住んでいて日本語を勉強したい人達はほぼ英語ペラペラです。)


今はコロナの影響で学校で授業ができないので、オンラインでホワイトボードを使いながら授業をしています。

○現地の言語は必要? 


日常会話レベルは必要だと思います。私が教えている生徒さん達は日本語や日本文化に興味はあるけど、日本語を全く知らないという人達ばかりなので、説明するためにある程度のスペイン語、または英語は必要です。

○こんなところがよかった


良かった点は、ケレタロは他のメキシコの街に比べて治安が良いことです。知らない人でもすれ違ったら挨拶をする人が多く、とても住みやすい街だと思います。
都会過ぎず、田舎過ぎず、女性1人で歩いていても怖い思いをすることはまずないと思います。(それでも、遅い時間に1人で出歩くのは危険です。)

○苦労したこと


私は現在パートタイムで働く身ですので、就労ビザはありません。
元々スペイン語を勉強する目的で滞在し始めましたので学生ビザで滞在しています。
メキシコの移民局の人達は説明不足なのが多く、言われた書類を持って行ったと思えば、「これが足りない。」と言われることがあります。「えっ、前はそんなこと言って無かったのに。」と申請するだけの為に、何回も行かなければならないことがありました。弱腰な態度を取ると、馬鹿にされ、偉そうに言われることもありました。
なんとか申請できましたが、メキシコの移民局では結構意地悪されることが多いようで(対応する人にもよりますが)、自分は「ちゃんと言われた書類を用意している」と自身を持って挑んだ方がいいようです。

○休日の過ごし方(小旅行等)


休日はセントロまでバスで行くことが多いです。セントロには大きな市場があり、新鮮な野菜や果物、肉などが売られていて、値段もスーパーよりずっと安いので毎週のように行っています。

また、ケレタロには歴史地区と呼ばれる地区があり、植民地時代の名残りが色濃く残っていて、ユネスコ世界遺産にも登録されています。歩くだけでもとても楽しいです。

〇生活編


私が住んでいるアパートはワンルームで、家賃は水道代、光熱費、インターネット代込みで4500ペソ(22,000円くらい)です。
洗濯機がなくて、屋上の共有スペースで手洗いなのですが、慣れてしまえば洗濯機なしの生活も快適です。

メキシコ料理といえばタコスを思い浮かべると思いますが、タコス意外にも美味しい食べ物がたくさんあります。
中でも私が好きなのが、ポソレと言う料理です。

ポソレはアステカ時代から続くメキシコの伝統料理で、具沢山のコーンスープです。
とても美味しいので、メキシコへ来られた際は是非食べて頂きたいです。

○これから日本語教師を目指すみなさんへ


日本語教師の資格を取るのはとても難しく、海外で日本語教師として働くのは敷居が高いかもしれません。現に私は資格がなく、独学で勉強しながらメキシコ人に日本語を教えています。日本語の素晴らしさ、日本文化の素晴らしさを海外の方に教えるのってとても素敵なことだと思います。メキシコでは資格がなくても日本語教師として働ける場所はあります。日本語の需要もあります。資格を持っているのがもちろん一番いいのは当たり前ですが、この記事が日本語教師を目指している方の希望になればと思います。

ケレタロ(Querétaro)は、メキシコケレタロ州の都市であり、基礎自治体である。その中心地であるサンティアーゴ・デ・ケレタロ(Santiago de Querétaro)は、ケレタロ州の州都であり、同州最大の都市である。ケレタロ基礎自治体の人口は734,139人(2005年)、面積759.9平方キロメートル。

町は1531年に建設された。17世紀から18世紀には町が発展し、美しい街並みとなった。その当時の歴史の残る地域が、世界遺産として登録されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%AD
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