烤鱼(カオユー)ってどんな食べ物！？
中国で若者を中心に人気の食べ物の中に『烤鱼(kǎo yú )』があります。
一時流行して各地にお店が開店、チェーン店も増えました。
人気は廃れず、いまや『麻辣烫(マーラータン)』や、『麻辣香锅(マーラーシアングォ)』と並んで“定番”になっています。
肝心の料理はどんなものなのかと…、気になると思います。
書いて字のごとく、焼き魚…？以外にもシンプルな料理なの？と思いきや…
じ…つ…は！！！！
ババーン！！！
そう、これが焼き魚の正体！！！
どこが…焼き魚…！？と眩暈をおこすのも無理はありません。
地獄のように真っ赤っかなスープにつかって、上には山ほどの唐辛子、、唐辛子に埋もれて魚が見えないほどです。テーブルに運ばれてきてからも、加熱式の鉄板でグツグツ…煮れば煮るほど辛みが増します…湯気さえも目にしみてきそうです…
川魚の臭みなどもゼロ！！多少の辛い味に免疫がある人は、きっと誰でも夢中になるおいしさです！！
中国料理の名前に騙されてはいけません。(*￣▽￣)
もともと中国料理って名前を見ると、とっても便利なことに食材と調理法がわかったりするんですよね♪…たとえば日本人もおなじみの『チンジャオロース』。
これ本家中国の漢字で書くと…
『青椒肉丝』qīng jiāo ròu sī
青椒(チンジャオ)は＝ピーマン
肉丝(ロウス―)は＝細切りの肉
なので、ピーマンと細切り肉の炒め物（“炒め”の字は入ってませんが…）と、予測できるわけです。
他にも
『胡萝卜炒肉』=ニンジンとお肉の炒め物
『排骨炖土豆』=骨付き肉とジャガイモの煮込み
『凉拌黄瓜』=きゅうりの和え物
などなど。
しかーーし！！！！中には完全に名前と見た目が一致しない（日本人的には）ものも隠れています！
たとえば『水煮肉片』shuǐ zhǔ ròu piàn
どうみたって、“水”で煮てるでしょ！！
薄切り肉の水煮…？？しゃぶしゃぶ的な…！？？
とイメージすると思いますが、実物はコレ。
まさかの…！！
どう見ても真っ赤っかで、辛そう…いや実際にかなりスパイシーです。
中国人でも辛い物が苦手な人は遠慮するかもしれません。
中国で辛くない料理を注文しようと“水煮”の文字を信じて注文した日本人旅行者は、料理が出てきてびっくり、、唐辛子とサンショウのピリピリに舌がギブアップすること間違いなしです。
※辛い物大好きな私個人的には大好きです( ´艸｀)
店内内装はちょっと怪しげ…？
この『探鱼』という烤鱼のお店。
内装もちょっと特別です。
レトロで、薄暗い照明に謎の魚のオブジェと、チェーン店のどの店舗もこんな雰囲気です。
普通の内装では満足できない若者のために趣向を凝らしています。
暗めの照明の中、もうもうと湯気ののぼる各テーブル、店内に立ち込める唐辛子と魚の煮えるスパイシーなにおい…
ちょっとレトロでダークで、無骨な内装…、こんな環境で目にもしみそうなスパイシー焼き(煮)魚をつつく！初めてこのお店を体験する人にはきっと思い出に残るもとなること間違いなしです！
どこの店舗もにぎわっていますが、大きいデパートの中に入っている店舗だと、土日の晩御飯時は長ーい行列に並ばなくてはならないほど！店先には様々な更新料がガラス瓶に入れられてインテリアの一部として飾られています。
他にもオモシロメニューが盛りだくさん！！
こちらはなんと魚の皮！！の酢の物です。
コリコリと歯ざわりがよく、食べだすと止まりません。コラーゲン豊富でお肌にも良さそう…！
お次はシャキシャキもやしの入ったミニサイズの麺です。こちらも辛いけど甘味もあって、おいしい！ピーナツの刻んだものものっていて、香ばしい！
シメにはサービスで、凉粉(リャンフェン)も付きます。
黒蜜がかかっていて甘く、辛い料理でヒリヒリのお口につるるん！と食べると、最高です。
メインの烤鱼は各種味があって、サンショウのピリピリなしのもの、とにかく激辛のもの、酸っぱめのタレのもの、辛くないもの、…色々気分やメンツに合わせてチョイスできます！
でたー！！！メガサイズのフルーツティー
そしてこれまたほとんどの人がオーダーしているメガサイズのフルーツティー！
ティーといってもお茶の味はほぼ…ないかな？
中国のナイチャーのお店にもにタピオカミルク系とならんで必ずあるのがこの『水果茶』(フルーツティー)系。
甘さ控えめでほんのりお茶のフレーバーでさっぱりしているので、この辛い料理を食べながら飲むととってもさっぱりします！
このメガサイズカップにはなんと“蛇口”もついていて、テーブルに鎮座させたあとは、自由に飲みたい分だけ蛇口を開いてコップにそそいで飲むことができます。（※二人でもぎり飲み切れました！！三人がちょうどいいかな？）
飲み物は他にもフリーでセルフのお茶もあります。
こんなレトロなザ・中国カップも可愛いですね！
日本人が焼肉食べに行く感覚！
写真だけみるとかーなーり、辛そうですが、この烤鱼、そこまで辛くはありません！中国でもだれでも普通に食べるし、会社のご飯会とかでも食べに行きます。
みんなで一つの料理をつつくのって、やっぱり楽しいですよね♪
ここ広東省ならとくに、夏はものすごく暑いし、汗もかくし、冷房のよくきいた烤鱼のお店で、スパイシーな魚を食べてスタミナ補給！！
日本人でいうと、うなぎ食べに行くか！焼肉食べに行くか！！ってノリです。
深センにいらした際はぜひぜひこのぜんぜん“焼き魚じゃない”烤鱼料理、試してみてくださいね！！
探鱼·鲜青椒爽麻烤鱼(东门店)
住所：深圳市罗湖区东门1234space商场五楼
電話：0755-82330560
営業時間：周一至周日11:00-22:00
※急な閉店や時間変更もありえますので、事前に確認してくださいね☆
これまでご紹介した深セングルメ記事はこちらから↓↓↓(^O^)
