餃子屋さんと思いきや…?
本日はローカルなワンタン麺のお店をご紹介します!
お店の名前は『明記清餃』。
『餃子』の“餃”の字を見て、餃子専門店かな?と思ってしまいますが、
餃子だけではありません!!むしろ、ワンタン麺の方がメインのようです。
メニューの種類はたくさん!
中国語で“麺”は“面”の漢字で書きます。
見ての通り、餃子もさることながら、メニューの中には面(麺)の文字がたくさん!
“捞面 lāo miàn ” ラオ ミエン はスープなしの面という意味です。
“捞” は 「すくう」「すくいあげる」という意味があります。
日本にも支店がある大人気の火鍋チェーン店の名前も“海底捞 hǎi dǐ lāo” ハイ ディー ラオ で、
鍋底からおいしいものを『すくいあげる』イメージが湧きますよね!
本日はこの店の王道?メニュー、ワンタンと汁なし麺に目玉焼きがのったものを注文してみました!
目玉焼きの黄身の部分はやや半熟に焼いてあって、麺と絡めて一緒にいただくと、当然のことながらめっちゃおいしいです!!(*^▽^*)
中国って日本と違ってたまごを生で食べる習慣はありません。まぁ、日本以外のほとんどの国はそうかな…?なので、“半熟”もあまり認知度が低く、一般的には「完全に加熱してないならお腹こわすんじゃ!?」という心配をする人が多いです。
ま、これはもっともな話で、そもそも中国のたまごは生食することを想定されていないため、日本とたまごの出荷前の処理方法が違うんですよね。
中国の“生卵”事情
し、かーーーーし!!!
温泉卵や卵かけご飯、すき焼きのときお肉につけるたまごも含め、日本料理と切っても切り離せないのが、生卵。日本料理も相変わらずの大人気の中、中国で「生でもたべられる」たまごが普及しないわけがありません!!
その名も『黄天鹅』!!黄白鳥というメーカーの高級生卵が今中国で大人気です!
天鹅 tiān é ティエンゥア は中国語で「白鳥」です(^^)
多くの日本料理店もこのメーカーのたまごを使用しているとか。中国では生卵を食べる習慣はありませんが、健康志向安全第一の消費者が好んで買っているようです。(もちろん中国在住の「卵かけご飯」が恋しい日本人もw)
値段は中国の普通のたまごと比べればやはり高いですが、わたしも時々買っては温泉卵や、卵かけご飯を楽しんでいます!高級なだけあって、たまごの生臭みもなく黄身も濃厚、甘味があって本当においしいです!!
日本にいたときは当たり前のようにたべていた「生卵」ですが、ここ中国で食べるのもまた格別ですね。日本のスーパーで安く安全なたまごが選び放題なのが幸せなことだったのだと、気づかされました!
餃子のスープがまた後をひくおいしさ…!
さてさてワンタン麺のお店のお話の続きを…!
ワンタン麺のメニューが幅をきかせる中…、はい、やっとお目見えしました!!餃子!!!
このスープにちっちゃいエビちゃんが入っているのがお分かりでしょうか?
この超シンプルでありながら、エビのダシがきいたスープがめちゃくちゃおいしいんです!!
中国で餃子といえば→水餃子。これはよく知られていると思いますが、
あくまで調理法が焼き、ではなくて「茹で」たものであるだけなので、テーブルに調味したスープごと出て来るタイプの物はあまり多くはありません。
あつあつの茹で餃子をハフハフやりながら、エビのだしのきいたスープをすする!!最高です(*´▽`*)
セットでレモンティーはいかが?
“柠檬茶 níng méng chá ” ニンモンチャー
これまた定番の飲み物ですね!
とくにここ中国の広東地方では好んで飲まれています。日本人がイメージするレモンティーというと、ティーカップに輪切りレモンを浮かべた上品なやつを想像しますが、それとは味も結構違います。
紅茶は濃厚なのに渋みとかは一切なく、そしてなんといっても基本的には
「激甘!!!」
始めて広東に来てこのニンモンチャーを飲んだ日本人ならその半端ない甘さに悶絶すること間違いなしです。
まぁでももちろん、甘さを調節することは可能ですが、プレーンだと大抵けっこう甘いです!!
パックに詰められて売られているタイプや、ペットボトルのものも、大抵激甘!!ペットボトルに入った“緑茶”や“ジャスミンティー”でも砂糖が入ってるのが普通なので、初めて飲んだ時はびっくりします。
しかし、それがまた慣れるもんなんですよねー(;^_^A
中国広東生活が長くなると、キンキンに冷えたこの甘いレモンティーがだんだんおいしいと感じてしまうから不思議です。
もちろん、中国も健康ブームですので、シュガーレスや砂糖ゼロの日本メーカーのウーロン茶などが若い人を中心に人気です。
こちらのお店のレモンティーはそこまで激甘ではなく、ワンタン麺を食べながら飲むととってもさっぱりおいしかったです!
店構えが○○○ほど…??
さてさて、お店の位置は生活感満点のローカルな路地の一角にあります。
みんな仕事の合間にお昼ご飯を食べに来る人や、おそらくこのお店の味のファンで通い詰めてる、といった人もいそうです。日本から旅行で来てこのお店にたどり着くのはちょっとだけハードルが高いかもしれませんね!(けっして辺鄙な場所ではありません)
まぁ中国語ができないとしても、指差しで注文トライしてみましょう!
広東の人は中国東北部や他の地域と違って、どちらかと言えば、物腰柔らか、親切で外国人にも優しいです!観光案内には載っていない、でも地元民が愛するローカルフードは、絶対に安くてピカイチのお味です(⌒∇⌒)
ガイドブックに載っているようなキレイな高級中華レストランでは味わえない美味は“小汚い”(失礼!!)小さな路地の奥にこそあります。
中国在住の方も、そうでない方も、もしチャンスがあったら、ぜひこのワンタン麺屋さん訪ねてみてくださいね!
さて、次回はこのお店の近く、みんな興味深々の『亀ゼリー』のお店をレポートしたいと思います!こうご期待!!
明记清餃
住所:深圳市罗湖区深南东路1017号
電話:15016708787
営業時間:月曜17:00-21:00
火曜~日曜11:00-14:30 16:30-21:00
※急な閉店や時間変更もありえますので、事前に確認してくださいね☆
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